11月、パリの街がいつもと違う熱気に包まれる――それがブラックフライデーです。世界各国で行われるこのビッグセールは、パリでも盛大に開催され、街中がショッピングを楽しむ人々で賑わいます。セールの期間も様々で、11月半ばからスタートするもの、当日限定のもの、翌週まで続くものなど、店舗ごとに個性があります。
この記事では、私が実際に訪れたセールスポットを紹介します。シャンゼリゼ通りのブティックや大型ショッピングモール、人気の家電量販店まで――パリならではのブラックフライデーの魅力をご覧ください。
シャンゼリゼ通りのお店
Galeries Lafayette Champs-Élysées(ギャラリーラファイエット)
フランスを代表する高級百貨店のシャンゼリゼ通り店。ファッションやコスメの最新トレンドが揃い、観光客にも人気です。ここでは20%割引から最大50%割引がありました。全体的には値下げしていない商品も目立ち、おそらく値引き商品の割合は2割程度。私の買いたかったバッグは残念ながら割引対象ではなかったですが、多くのアイテムは見ているだけでも楽しめました。
Sephora (セフォラ)
世界的に有名なコスメ専門店。化粧品、香水、スキンケア商品が豊富に揃い、ブラックフライデーでは、20%割引から30%割引が多く見られました。世界的に有名な誰でも知っている高級ブランドの割引商品も多く、店内では多くの訪問客で賑わっていました。
ZARA (ザラ)
手頃な価格で最新のファッショントレンドが手に入るスペイン発のブランド。広い店内にはメンズ、レディース、キッズのアイテムが並びます。ブラックフライデー当日では店内のおよそ4割の商品が当日限定で一律4割引という大盤振る舞いでした。特に冬物の衣類が中心で店内は多くのお客さんで賑わっていました。セール期間は限定一日ということもあり、この日に買い物をすると断然お得に買い物が楽しめます。
FNAC (フナック)
書籍、家電、デジタル機器を取り扱う大型専門店。スマートフォンや最新家電が揃います。店内で購入してもネットショッピングで購入しても値段は変わらないので、店内で実物を見て確かめることも可能です。最新のスマートフォンやiPhoneも値引きセールをやっていました。
Monoprix (モノプリ)
食品から衣料品、日用品まで揃うフランスの人気スーパーマーケット。パリの至る所で目にするお店。お土産探しにも便利です。ブラックフライデー期間中は、子供服や食器、小物など幅広いアイテムが一律30%引きの対象となり、お得に買い物が楽しめます。手頃な価格でお土産や日用品を購入したい方は、ぜひブラックフライデー期間中にMonoprixを訪れてみてください。
その他のお店
Westfield(ウェストフィールド)
パリ郊外にある大型ショッピングモール。ファッション、家電、グルメまで揃い、一日中ショッピングが楽しめる場所です。ブラックフライデーのセールでは、80ユーロのカジュアルな靴を50%割引の40ユーロで購入しました。サイズは限られていることもありますが、展示品の中からお気に入りを見つけられれば、お得に買い物ができます。セール期間中にWestfieldを訪れれば、掘り出し物が見つかるかもしれません!
Galeries Lafayette(ギャラリーラファイエット)
豪華な内装と圧倒的な品揃えが魅力のオスマン通りの高級百貨店。最新ファッションやコスメが揃い、観光スポットとしても有名です。店の外ではクリスマスイルミネーションが実施中で、全国からの観光客で外も店内も賑わっていました。ブラックフライデーでは、20%引きから40%引きのセールが多く、割引対象商品は限られていましたが、掘り出し物を見つけられるチャンスがあります。
Printemps Haussmann(プランタン・オスマン)
歴史ある高級デパート。ファッションやアクセサリー、コスメの高級ブランドが並び、屋上からのパリの景色も楽しめます。ブラックフライデー期間中は、20%から50%の割引を案内するチラシが店内各所に掲示されていて、コートやセーターなどの冬物を中心にお得なセールが実施されていました。パリの景色を眺めながら、掘り出し物を見つける楽しさをぜひ味わってみてください。
UNIQLO(ユニクロ)
日本発の人気ファッションブランドで、シンプルで高機能なデザインが特徴です。日本と比べるとやや高めの価格設定ですが、その機能性がパリでも評価されています。日本円にすると5000円ほどするヒートテックのタイツをはじめ、ブラックフライデーではヒートテックやダウンジャケットなど冬物衣料を中心に、おおよそ2割引きのセールが行われていました。これから寒くなる冬の準備をする絶好の機会です。
DARTY(ダーティ)
家電やデジタル機器を中心に扱う専門店で、スマートフォンやパソコン、生活家電などが豊富に揃っています。FNACと同系列のお店で、価格帯もほぼ同じです。ブラックフライデー期間中は、スマートフォンやキッチン家電が10%から50%割引になるなど、多くの商品が対象となり、お得に最新機種を手に入れるチャンスがあります。
私はスマートフォンやカメラ部品など4点を購入しましたが、すべて割引対象で非常にお得でした。購入する前に、ホームページで在庫や割引商品を確認してから訪問すると、効率的にショッピングが楽しめます。特にセール時期は人気商品が早く売り切れるため、事前リサーチがおすすめです。
まとめ
ブラックフライデー期間中、パリのショッピングモールではどのお店もセールが実施されていて、冬物衣料品や家電製品をお得に購入する絶好の機会でした。私も家電量販店でシェーバーを半額、ショッピングモールで靴を半額で購入し、スマートフォンやカメラ付属品も割引価格で手に入れました。セールを効率よく楽しむためには、購入予定品を事前にリストアップしておき、事前に調べた店舗を回るのがおすすめです。
ただし、買い物時には以下の点に注意してください:
- クレジットカード決済時の通貨選択
ユーロではなく自国通貨を選択すると、手数料が発生する場合があります。私の場合、1ユーロ158円~159円のレートで支払うはずが、1ユーロ172円換算で決済されました。買い物時には必ずユーロ決済を選ぶようにしましょう。 - スリ被害に注意
パリでは観光地やショッピングエリアでスリが多発しています。私自身、11月にスリに遭い、スマートフォンを盗まれてしまいました。その後、DARTYで新しいスマートフォンを購入しましたが、急な出費や連絡先を失うなどの不便を経験しました。人混みでは貴重品を分散して持ち歩くなど、スリ対策を徹底してください。
ブラックフライデーはお得な買い物を楽しめる機会ですが、注意点を押さえつつ、安全にショッピングを楽しんでください!
この記事がお役に立てれば幸いです。
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