あけましておめでとうございます!今年も当ブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。皆さんにとって素晴らしい一年となりますように!
凱旋門花火大会2024
PARIS 2024
今年のパリは特別です。なんと2024年の国際スポーツ大会の年!その開幕を祝うかのような、象徴的な五色の花火が夜空を彩りました。まさに2024年にふさわしい、圧巻の光景です。
会場は拍手喝采と歓喜に包まれ、本当に心温まる一時を過ごせました。今年この光景を見た方は、とてもラッキーですね!
2024年は国際スポーツ大会の年。パリはもちろん、世界中がこの大イベントに湧いています。そんな中での花火大会は、まさにこの年の象徴的なイベントです。
交通規制
大晦日、私はスペインからの帰国途中でした。パリのオルリー空港に21時半過ぎに到着し、そこからタクシーで凱旋門へと向かうことに!
空港を出た瞬間、冷たい小雨が降り始めましたが、タクシー運転手の迅速なナビ操作と冷静な対応で、雨にも交通規制にも負けずに進むことができました。
時計の針が23時に近づく中、大渋滞と交通規制をくぐり抜け、ギリギリで凱旋門に到着!
防護柵
凱旋門近くまで歩いて行けましたが、周辺200メートルは防護柵で囲まれており、警備員が厳重に見張っていました!
クレベール通りからモンテーニュ通りにかけて、シャンゼリゼ通りから凱旋門の正面を目指す途中、何度も迂回を余儀なくされました!
特に一度、ほとんど進むことができないほど、人々でごった返し、防護柵につっかえそうになる瞬間がありました。
しかし、23時50分になると突然、防護柵が解除されました。
その瞬間、まるでダムが決壊したかのように、人々が一斉に会場内へと駆け込んでいきました。
規制が外れた瞬間、観衆は歓喜の叫び声を上げながら小走りでシャンゼリゼ通りに向かいました。自由を手に入れた解放感で会場内が一体化しているような雰囲気です。
(※22時など、もっと早い時間からシャンゼリゼ通りに着けば、大変な思いをせずに普通に場所を取ることができると思います。次回計画を立てる際は、早めの到着をお勧めします。)
プロジェクションマッピング
プロジェクションマッピングは真横からでも楽しむことができ、浮き上がる光で夜の凱旋門がまるでアート作品のように見えます。このショーが始まったのは夜の23時30分頃で、その時間になると会場周辺の雰囲気も一変し、観衆は一斉にシャンゼリゼ通りの方へと向かいました。
凱旋門を照らし始めると、その壮大な光景に会場からは感嘆の声が「オォー!」と上がりました。しかし、正面でなければ全体像を捉えることはできません。イベントでは、多くの観客が一斉にスマートフォンを持ち上げて撮影を始めたため、周囲の多くの人々がスマホによって視界が遮られ、直接的な観覧が難しくなりました。
私もその一人で、前の人がスマホを上げた瞬間に全く見えなくなる体験をしました。
シャンゼリゼ通りの大混雑
シャンゼリゼ通りでは、多くの群衆が集まっていましたが、中央の車道ではなく、建物側の歩道を利用するとスムーズに前進できます。このルートでは、街路樹が視界を遮るため、凱旋門がよく見えないことから、ほとんど人がいません。
目的地へのアクセスは、どれだけ前に進むかによります。前に進むほど、中央の車道への出入りが困難になりますが、そのエリアは人で密集しており、良い視点を確保するのが難しいです。時間も限られています。
23時55分を過ぎたころ、私は適度にプロジェクションマッピングを撮影しながら、人々の間を縫うようにして中心部に進みました。しかし、外国人の中には背が高く、大柄な人が多いため、スマートフォンを高く持ち上げると視界が遮られてしまいます。また、この時間帯でもベビーカーを押す勇敢な人々や、子供を肩車する親子もいて、クリアな写真を撮るのが一層難しくなります。
そんな中、カウントダウンが始まりました。
凱旋門カウントダウン
カウントダウンをする時の凱旋門はこちらです。うまく中央まで行けました。
プロジェクションマッピングも手拍子をして会場と一緒にカウントダウンに参加します。
フランス語で群衆が一斉に数えてました。ドキドキワクワクです。
Dix(10)ディス!
Neuf(9)ヌフ!
Huit(8)ユイト!
Sept(7)セット!
Six(6)シス!
Cinq(5)サンク!
Quatre(4)キャトル!
Trois(3)トロワ!
Deux(2)ドゥ!
Un(1)アン!
Zéro(0)ゼロ~!
新年の凱旋門花火
花火大会は約10分間続き、その間に軽快な音楽が流れ、色とりどりの光が夜空を彩りました。
特に、フランス国旗を象徴する青、白、赤の色が多用され、五輪の色も見受けられたようです。
花火と音楽は完璧な調和を奏でていましたが、凱旋門から離れた場所では音楽がやや聞こえにくいことがありました。私の位置からは音楽は聞こえましたが、少し遠いため音が小さく感じられました。
「ドカーン!ドカーン!」という花火の音と観客の歓声が一体となり、その迫力に圧倒されます。
「OHHHHH!」と歓喜の叫びが上がり
別の観客は「WAAAAAO!」と驚愕しています。
また、口笛を鳴らす観客もいて、まるでライブ会場のような雰囲気でした。
シャンゼリゼ通りはスマホでいっぱいで、自撮り棒を使う人や背の高い人が多く、スマホを構えるために観衆が左右に揺らす様子が見られます。このため、良い写真を撮るのは非常に困難でした。
花火は凱旋門から放射状に伸びる12本の道路のどこからでも見ることができますが、横からではプロジェクションマッピングは見えません。それでも、花火自体はしっかりと楽しめました。
横からの撮影
凱旋門の近くでは、シャンゼリゼ通りに比べて観衆も少なく、花火のBGMやパフォーマンスの音がよりクリアに聞こえるため、迫力ある花火を鮮明に見ることができます。
さらに、特定の通りからはエッフェル塔と凱旋門を同時に望むことができ、非常に魅力的な景色が楽しめますが、このエリアは混雑する可能性があります。
花火は放射状に打ち上げられるため、どの位置からでも独自の美しさを楽しむことが出来ます。
視点が異なるため、花火の見え方には多様性があり、見る角度や距離が花火体験に大きな影響を与えます。
凱旋門:花火大会後
シャンゼリゼ通りでは、人混みのためか、または私自身の疲れからか、空気が薄く感じられました。通りを普通に歩いているだけで少し息苦しさを感じました。
大渋滞
花火大会が終わった後、交通規制が解除されましたが、観客の多さが原因で車は大渋滞を起こしました。
パリ特有のクラクションの音が鳴り響き、バイクの大音量も加わり、その騒音は目立ちました。多くの通行人がこの様子を動画に収めていました。この期間、車やバイクの利用は避けた方が賢明です。遠方から来る方々は、帰宅時間をずらすことをお勧めします。
花火大会が終わってから50分が経過しても、通行人の数は減ることがありませんでした。その間、車はほぼ立ち往生の状態で、前の車も動くことができずに中途半端な位置で止まっていました。バイクの立ち往生も特に辛いものがあり、重い車体を支え続けるのはとても疲れる作業です。
大人な雰囲気
会場では多くの観客がいましたが、全体的にマナーが良く、皆が静かに花火を楽しむ雰囲気でした。帰路についても、警察が警備に当たっていましたが、特に問題は発生しませんでした。
カップルはキスをするのが恒例!?
事前に聞いていた通り、カップルの比率が非常に高く、新年が明けると同時に多くのカップルがキスを交わしていました。やはり、新年のキスは恒例のようです!
花火大会の観覧ガイド
観覧ポイント
- 凱旋門周辺: シャンゼリゼ通り以外からでも花火は楽しめますが、真正面からの視点が最も鮮明です。
- 音楽: 凱旋門に近づけば近づくほど、花火大会の音楽をクリアに楽しめます。
- プロジェクションマッピング: 真正面からの視点が鉄則です。早めに位置を確保してください。
注意点
- 視界の妨げ: 背の高い観客やスマートフォンを高く持ち上げる人が多いため、視界が遮られることがあります。
- 交通: 花火大会後は車やバイクでの移動は避けた方が良いです。大渋滞が予想されます。
- 安全: 大規模なイベントではスリのリスクもあるため、荷物は最小限にしてください。
- 気候対策: 冬のパリは非常に寒いので、防寒対策を忘れずに。トイレに気を付けてください。
特別な体験
今回、花火を見るだけのつもりが意外と体力を消耗しました。朝早くから活動していたため、花火大会後は疲れを感じ、家に帰るまでには約50分かかりましたが、興奮してなかなか眠れませんでした。
参考リンク
- 7月14日のエッフェル塔の花火大会についての記事はこちらからどうぞ!
- エッフェル塔のクリスマスイベントについての記事はこちらからどうぞ!
最後まで当ブログを見ていただきありがとうございます!
今年もパリでのいろんな情報を載せていきたいと思いますので
今後とも宜しくお願いします!
最新情報はこちら【パリ暮らしあれこれ邁進】