MENU

フランスの子供たちが食べるもの:パリの小学校の給食2024年4月10日

フランスの小学校では、日本の小学校の給食とは一線を画すメニューを見ることができます。パリの小学校で提供される給食は、温かくて栄養満点で、日本ではあまり見かけない珍しい料理が含まれています。このブログでは、フランスの食文化、給食で使われる食材、料理の名前の読み方やその意味について詳しく解説します。興味深い情報が満載なので、ぜひご覧ください。

目次

パリの小学校給食4月10日

以下の料理名には、フランス語の発音を日本語読者にとって親しみやすくするためカタカナ表記を併記しています。完全に正確な発音をカタカナで表現することには限界がありますが、名前がより読みやすく、発音しやすくなるよう努めています。

1 Emincé de boeuf au jus ⑤ (エマンセ ドゥ ボウフ オ ジュ)

「Emincé de boeuf au jus」はフランス料理の一つで、「薄切りの牛肉、ジュースかけ」と訳されます。この料理は、牛肉を薄くスライスして調理し、その上に肉の焼き汁(ジュース)をかけて仕上げられます。

2 Duo de carottes (デュオ ドゥ キャロット)

Duo de carottes (デュオ ドゥ キャロット)は、「二種類のニンジン」という意味です。二種類の色のニンジンか、調理法の違う2種類のニンジンが出てきます。

3 Saint Paulin(サン・ポーラン)

Saint Paulin(サン・ポーラン)は、フランス発祥のセミソフトタイプのチーズです。フルーツやクラッカーと一緒に、軽いスナックとしてもお楽しまれているチーズです。

4 Compote et biscuit (コンポート エ ビスキュイ)

Compote et biscuit (コンポート エ ビスキュイ)は、Compote(コンポート) et(と) biscuit(ビスケット)を表します。水と砂糖で煮た果物(リンゴや梨など)とビスケットのデザートです。

5 Pain tradition ④⑥ (パン・トラディション)

Pain tradition (パン・トラディション)は、昔ながらのパンという意味で、添加物を使うことが出来ないパンです。水、小麦、塩、天然酵母やイースト菌のみで作られます。フランスのパン法に基づいて作られます。

※当サイト(パリの小学校給食カテゴリー)で使用している①~⑧の認証数字は、独自に作成されたものであり、公式な認証マークではありません。詳細はこちら

Goûter (グーテ) おやつ

1 Lait aromatisé (ライト・アロマティゼ)

Lait aromatisé (ライト・アロマティゼ)とは、風味付きミルクと言う意味です。チョコや、ストロベリーといった、風味が加わった子供達に人気のミルクです。

2 Fruit Barre Bretonne ④ (フリュイ・バール・ブルトンヌ)

Fruit Barre Bretonne (フリュイ・バール・ブルトンヌ)とは、ブルターニュ風フルーツバーという意味で、バターと砂糖を豊富に使用したブルターニュ地方特有のパイ生地やクッキー生地をベースにして、リンゴや、アプリコットなどのフルーツをトッピングして焼き上げるお菓子です。

献立の感想

Label Rouge(ラベル ルージュ)という品質保証ラベルのついた食材を見ることができました。スーパーでは主に卵などにこのマークが見られますが、牛肉も同様に、飼料の選定から生産工程まで厳しく管理されています。

フランスでは、リンゴを含む多くの果物がコンポートとして提供されます。これは日本の生食と異なり、保存が可能な形で一年中デザートとして楽しめる文化です。

小さい頃から、食材に関心を持つ食育が始まっていることが伺えます。

給食で覚えるフランス語

  1. Agriculture Biologique (アグリクルチュール・ビオロジーク) – 有機農業を意味し、遺伝子組み換えでないことが保証された食品に付されるマークです。この単語を通じて、有機製品に関する認識を深めることができます。
  2. Label Rouge (ラベル ルージュ) – 厳しい品質基準に基づいたフランスの品質保証ラベル。肉、卵、果物、野菜などに使用されます。
  3. Produit en Île-de-France (プロデュイ アン イル ド フランス) – パリを含むÎle-de-France地域で生産された製品を指します。地域産の食材の重要性について学ぶ機会を提供します。
  4. Emincé de boeuf au jus (エマンセ ドゥ ボウフ オ ジュ) – 薄切りの牛肉に肉の焼き汁をかけた料理です。フランス料理の典型的な調理法を示す表現です。
  5. Duo de carottes (デュオ ドゥ キャロット) – 二種類のニンジンを使った料理。色や調理法の違いを楽しむ料理の例です。
  6. Saint Paulin (サン・ポーラン) – フランス発祥のセミソフトタイプのチーズ。フランスのチーズ文化に触れる良い例です。
  7. Compote et biscuit (コンポート エ ビスキュイ) – コンポートとビスケットを組み合わせたデザート。簡単なフランス語の接続詞「et」(と)を含む料理名です。
  8. Pain tradition (パン・トラディション) – 伝統的な製法によるフランスのパン。パン作りの法規制に触れることができます。
  9. Lait aromatisé (ライト・アロマティゼ) – 風味付きミルク。子供たちに人気のある飲料について学べます。
  10. Fruit Barre Bretonne (フリュイ・バール・ブルトンヌ) – ブルターニュ地方のフルーツバー。地域特有のデザートを示す例です。

給食に出てくるフランス語の表現を通じて、フランスの食文化の一端を感じていただければ幸いです。基本的な料理関連の語彙を覚えることは、言語だけでなく文化への理解にも役立つかもしれません。もし興味がおありでしたら、これらの表現を使ってフランスの料理や生活スタイルについてさらに探求してみてください。

関連カテゴリーリンク:パリの小学校給食のメニューを詳しく紹介しています。フランスの学校で実際に提供されている給食の多様な料理や食文化について探ることができます。

最新記事はこちらからご覧ください。

目次