パリ市内は1から20区までの20区に分かれており、区によって給食のメニューが異なることが一般的です。パリ市が定めた基準を元にそれぞれの自治体で給食が作られます。小学校では給食時間に「cantine(カンティーヌ)」と呼ばれる食堂に集まり昼食をとります。日本とは異なり、教室と食堂が完全に分けられていることが一般的です。本日は【Menu Végétarien】でした。完全な菜食ではなく、牛乳やチーズが並べられ、栄養を重視した献立となっています。
パリの小学校給食7月9日

1 Betteraves
赤紫色をした甜菜(ビーツ)です。そのまま食べると、土っぽい風味が感じられることもありますが、甘みが強いです。小さいながらも栄養が豊富なことで知られています。
2 Raviolis aux légumes et fromage râpé
Raviolis aux légumes(野菜入りのラビオリ)、et(~と)、fromage râpé (すりおろしたチーズ)で、「野菜とすりおろしチーズのラビオリ」という料理です。四角いパスタ生地は炭水化物を豊富に含み、野菜のミネラルとチーズのタンパク質、カルシウムを摂取することで筋肉や骨を丈夫にします。
3 Emmental
Emmental(エメンタールチーズ)というチーズのことを指します。ベジタリアンメニューですが、野菜だけではなく、乳製品も提供されます。乳製品からはタンパク質やカルシウムを摂取することが出来ます。ビタミンB12もふくまれていて、赤血球の生成を助けます。
4 Crème dessert au chocolat④
Crème(クリーム)dessert(デザート)、chocolat(チョコレート)、チョコレートのクリームのおやつです。チョコレートはカカオポリフェノールを含むため、抗酸化作用があります。
5 Pain tradition④⑥
フランスのパン法に基づいて、伝統的な製法で作られたパン、水、小麦、塩、天然酵母やイースト菌のみで作られます。全粒粉を使ったパンは食物繊維やミネラルが豊富で、全粒粉を使うことで無駄な廃棄を減らすエコな一面があります。
※当サイト(パリの小学校給食カテゴリー)で使用している①~⑧の認証数字は、ランダムに番号を振っただけであり、公式な認証マークではありません。フランスの認証マークについての解説はこちら
Goûter (グーテ) おやつ

おやつは、毎日夕方に提供されます。
1 Pain au lait
ミルクパンです。ふわっとした柔らかいパンです。給食ではカリッとしたパンが毎日提供されますが、おやつの時間では柔らかいパンが登場します。炭水化物に加えて、カルシウムやたんぱく質を摂取できます。
2 Lait aromatisé、Banane
味のついたミルクと、バナナがついてきます。エネルギーになる即効性の糖分を含んでいて、カリウムを含むため、体内の塩分を調整し心臓の負担を和らげます。
おやつの時間では、毎日二つの食べ物と一つの飲み物が提供されます。
当日のソントル(レジャーセンター)のアクティビティについての詳細はこちら【リンク】

献立の感想
本日は【Menu Végétarien】でした。表記はベジタリアンメニューですが、メニューに乳製品が含まれていたため、これはラクト・ベジタリアン向けのメニューであったと言えるでしょう。
乳製品は貴重なたんぱく質やカルシウムを含むため、成長期には欠かせません。このように、ベジタリアン向けのメニューは毎週2回訪れます。さまざまなタイプのメニューを経験して、違いを感じながら、食育を学んでいるのかもしれませんね。
毎日提供されるPain traditionは、全粒粉で作られており、食物繊維やミネラルを豊富に含んでいます。これもフランスの食文化の特徴の一つです。日本と違い、小さい頃から全粒粉パンを積極的に食べるような推奨がされています。
子供たちは学校給食を通じて、多様な食材とその調理法に触れることができます。これにより、食文化の理解が深まり、バランスの取れた食生活の大切さを学びます。
給食で覚えるフランス語
- Betteraves (ベトラーヴ)
- 赤紫色をした甜菜(ビーツ)
- Raviolis aux légumes et fromage râpé (ラヴィオリ・オ・レグーム・エ・フロマージュ・ラペ)
- 野菜とすりおろしチーズのラビオリ
- Emmental(エマンタール)
- エメンタールチーズ
- Crème dessert au chocolat(クレーム・デセール・オ・ショコラ)
- チョコレートのクリームのおやつ
- Pain tradition(パン・トラディシオン)
- フランスのパン法に基づいて、伝統的な製法で作られたパン
- Pain au lait(パン・オ・レ)
- やわらかいミルクパン
- Lait aromatisé(レ・アロマティゼ)
- 味のついたミルク
- Banane (バナーヌ)
- バナナ
給食に出てくるフランス語の表現を通じて、フランスの食文化の一端を感じていただければ幸いです。基本的な料理関連の語彙を覚えることは、言語だけでなく文化への理解にも役立つかもしれません。
参考リンク
当サイトで給食メニューを紹介しています。詳細はこちらです。【パリの公立幼稚園・小学校給食メニュー】
最新記事はこちらからご覧ください。【パリ暮らしあれこれ邁進】