パリの小学校では、4月9日の最高気温が13℃、最低気温が5℃と、前日の比ではかなり寒くなりました(前日の最高気温は21℃、最低気温は9℃でした)。しかし、この寒い日でも、パリの小学校では子供たちに温かくて栄養満点の給食が提供されています。この給食には、日本では見かけない珍しいメニューが含まれています。フランス語の読み方や単語の意味、食文化など、興味深い情報が満載です。ぜひご覧ください。
パリの小学校給食4月9日
以下の料理名には、フランス語の発音を日本語読者にとって親しみやすくするためカタカナ表記を併記しています。完全に正確な発音をカタカナで表現することには限界がありますが、名前がより読みやすく、発音しやすくなるよう努めています。
1 Betteraves (ベトラーヴ)
Betteraves (ベトラーヴ) は、ビート(甜菜)を指し、生で食べたり、煮て食べたり、茹でて食べたりすることでさらに美味しくなる赤い野菜です。
2 Escalope de dinde aux champignons (エスカロップ ドゥ ダンドー オ シャンピニョン)
Escalope de dinde aux champignons (エスカロップ ドゥ ダンドー オ シャンピニョン)は、フランス語で『マッシュルームソースがかかった七面鳥のエスカロップ』という料理です。エスカロップとは、たたいて薄く延ばした肉や魚のことを指し、この場合は軽くパン粉をまぶして焼いた七面鳥の薄切り肉にマッシュルームソースをかけたものです。マッシュルームソースの使用はフランス料理の伝統的な手法です。
3 Coquillettes ④ (コキュレット)
Coquillettes (コキュレット)は、小さな貝殻の形状をしたパスタのことです。子供たちに人気のある小さな貝殻型パスタです。
4 Petit suisse ④ (プティ・スイス)
Petit suisse (プティ・スイス)は、フランスで販売されている子供向けのチーズのことです。非常に濃厚でクリーミーな未加糖のフレッシュチーズです。
5 Pain tradition ④⑥ (パン トラディション)
Pain tradition (パン トラディション)は、昔ながらのパンで、カリッとした食感が特徴です。
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Goûter (グーテ) おやつ
おやつは、昼食後、午後の時間に提供されます。
1 Compote gourde(コンポート・グルド)
Compote gourde(コンポート・グルド)は、コンポートが袋入りの容器に入った状態で提供されるものです。”gourde” は容器を指します。
2 Pain et Miel (パン エ ミエル)
Pain et Miel (パン エ ミエル)とは、Pain)と Miel(ハチミツ)は、パンにハチミツを塗ったおやつのことです。
献立の感想
日本ではあまり見慣れないメニューを見ることが出来ました。例えば、小さな赤い野菜であるBetteraves(ベトラーヴ)や、七面鳥を使った料理であるEscalope de dinde aux champignons(エスカロップ ドゥ ダンドー オ シャンピニョン)などがその代表です。これらは日本の給食ではほとんど見かけることがありませんでしたが、フランスの給食では普通に提供されているメニューです。フランスの給食文化では、パスタ生地を使った料理がよく登場します。Coquillettes(コキュレット)もその一例です。また、スーパーではラザニアなども販売されており、総菜エリアではラザニアを量り売りで購入することができます。チーズやパンも給食の定番として頻繁に登場し、フランスの食文化の一端を垣間見ることができました。
給食で覚えるフランス語
- Betteraves(ベトラーヴ) – 小さな赤い野菜
- Escalope de dinde aux champignons(エスカロップ ドゥ ダンドー オ シャンピニョン) – マッシュルームソースがかかった七面鳥のエスカロップ
- Coquillettes(コキュレット) – 小さな貝殻のパスタ
- Petit suisse(プティ・スイス) – 子供用のチーズ
- Pain et Miel(パン エ ミエル) – ハチミツを塗ったパン
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