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フランスの子供たちが食べるもの:パリの小学校給食(2024年4月11日)

フランスの小学校では、日本の小学校の給食とは一線を画すメニューを見ることができます。パリの小学校で提供される給食は、メニュー食材に様々なマークがついていて、毎日の食材について考えさせる機会を与えています。そして日本ではあまり見かけない珍しい料理が含まれています。このブログでは、フランスの食文化、給食で使われる食材、料理の名前の読み方やその意味について詳しく解説します。興味深い情報が満載なので、ぜひご覧ください。

目次

パリの小学校給食4月11日

以下の料理名には、フランス語の発音を日本語読者にとって親しみやすくするためカタカナ表記を併記しています。完全に正確な発音をカタカナで表現することには限界がありますが、名前がより読みやすく、発音しやすくなるよう努めています。

1 Chili végétal ⑦ (シリ ベジタル)

Chili végétal(シリ ベジタル) は、元々肉を使用するチリコンカーンの植物ベースバージョンであり、肉の代わりに様々な野菜を使用しています。

2 Riz (リズ)

「リズ」とはフランス語で米を意味します。フランスではリゾット、サフランライス、ピラフなど、さまざまな料理にお米を使用します。日本との違いとして、フランスでは米を炊く前にフライパンで炒めることなく、通常は水で直接煮る方法が一般的です。

3 Babybel ④ (ベビーベル)

フランス発祥の人気のあるチーズブランドです。小さな丸い形をしたチーズが赤色に個別に包装されています。子供から大人まで幅広い年齢層に愛される軽食です。スナックとしてそのまま食べたり、サラダやサンドイッチに加えたりして世界中の国に楽しまれています。

4 Kiwi ④ (キウイ)

Kiwi (キウイ)は、ビタミンCが豊富で、ビタミンK、ビタミンE、食物繊維など、さまざまな栄養素を含み、世界中で食べられていて、フランスでも人気のフルーツで、デザートや朝食によく使われます。

5 Pain tradition  ④⑥ (パン トラディション)

Pain tradition  (パン トラディション)とは、昔ながらのパンです。パン法に基づいて作られ、水、小麦、塩、酵母やイースト菌のみで製造される伝統的なフランスのパンです。カリッとした食感のパンです。

※当サイト(パリの小学校給食カテゴリー)で使用している①~⑧の認証数字は、独自に作成されたものであり、公式な認証マークではありません。詳細はこちら

Goûter (グーテ) おやつ

1 Jus de fruit (ジュ ドゥ フリュイ)

Jus de fruit (ジュ ドゥ フリュイ)とは、フルーツジュースのことを指します。オレンジやリンゴなど、フランスでは、フランスでは朝食や軽食に欠かせない飲み物です

2 Baguette viennoise et fruit ④ (バゲット・ヴィエノワーズ・エ・フリュイ)

Baguette viennoise et fruit (バゲット・ヴィエノワーズ・エ・フリュイ)とは、バゲット・ヴィエノワーズというフランスのパンです。これは砂糖やバター、時には卵なども入れる高級なパンで、甘いため朝食やおやつなどに食べることが多いです。そのパンと、Fruit(フリュイ)と呼ばれる果物の組み合わせのセットです。

献立の感想

フランスでは主食と言えばバゲットやパスタを想像しがちですが、実はお米も広く食べられています。これは少し意外な発見でした。しかし、考えてみれば、フランスは地中海に比較的近く、イタリアやスペインと同様にお米を消費する食文化が存在します。実際、私が普段食べているヨーロッパ産のこしひかりもイタリアで栽培されています。以前はこしひかりがイタリアで栽培されることが特別だと感じていましたが、実際にはイタリアはお米の消費量が多い国です。給食について学ぶことで、ヨーロッパの地理や食文化についても少し詳しくなった気がします。

給食で覚えるフランス語

  1. Chili végétal (シリ ベジタル)
    • 植物ベースのチリ。肉の代わりに様々な野菜を使用しています。
  2. Riz (リズ)
    • 米。リゾット、サフランライス、ピラフなど、様々な料理に使用されます。
  3. Babybel (ベビーベル)
    • フランス発祥の人気のあるチーズブランド。赤いワックスでコーティングされた小さな丸いチーズです。
  4. Kiwi (キウイ)
    • ビタミンCが豊富な果物。緑色の果肉と黒い種が特徴です。
  5. Pain tradition (パン トラディション)
    • 昔ながらの方法で作られたフランスのパン。添加物を使用せず、基本的な材料のみで製造されます。
  6. Goûter (グーテ)
    • おやつ。子どもたちにとっての軽食時間です。
  7. Jus de fruit (ジュ ドゥ フリュイ)
    • フルーツジュース。様々なフルーツから作られ、特に朝食時に好まれます。
  8. Baguette viennoise et fruit (バゲット・ヴィエノワーズ・エ・フリュイ)
    • ウィーン風のバゲットと果物。甘いバゲットとフルーツの組み合わせ。
  9. Agriculture Biologique (アグリクルチュール・ビオロジーク)
    • 有機農業。化学肥料や農薬を使わずに栽培された農産物。
  10. Produit en Île-de-France (プロデュイ アン イル ド フランス)
    • イル・ド・フランス地域で生産された製品。
  11. labore par nos chefs dans nos cuisines de production (ラボレ パー ノ シェフ ダン ノ キュイジーヌ ドゥ プロダクシオン)
    • 我々のシェフによって我々の生産キッチンで調理された製品。

給食に出てくるフランス語の表現を通じて、フランスの食文化の一端を感じていただければ幸いです。基本的な料理関連の語彙を覚えることは、言語だけでなく文化への理解にも役立つかもしれません。

関連カテゴリーリンク:パリの小学校給食のメニューを詳しく紹介しています。フランスの学校で実際に提供されている給食の多様な料理や食文化について探ることができます。

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