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パリのムーランルージュの風車の羽根が落下:観光客は記念撮影

クリスマスイブに撮った写真にはリーフが飾られ華やかな雰囲気が漂っていました。

毎年数十万人の観光客が訪れるパリ18区のムーランルージュで、4月25日未明に風車の羽根が落下するという出来事がありました。この記事では、その現象とムーランルージュ周辺の様子も併せて紹介します。

目次

6月26日の様子

4月に風車の羽根がないムーランルージュを撮影してから、ちょうど2か月が経過しました。ムーランルージュを訪れると、風車には2枚の羽根が取り付けられていましたが、まだ全てが完成していません。そのため、風車の前にはムーランルージュの絵が飾られ、建設中の様子がうっすらと見て取れます。完成は7月上旬の予定です。

ムーランルージュ:赤い風車

フランス語でムーラン(moulin)は「風車」、ルージュ(rouge)は「赤」と言う意味で、赤い風車という言葉になります。1889年に開業したこのキャバレーは、パリの中でも特に有名な観光スポットの一つです。建物には装飾としての風車が取り付けられていますが、実際には風車として機能することはありません。

看板の文字”MOU”修復中の様子(4月26日)

修復中の作業を観光客が記念撮影。

風車の羽根が落下する際に、”MOU”という文字にぶつかり、その3文字も一緒に落ちました。写真には、日中に”MOU”の場所で作業員が修復作業を行っている様子が映っています。この出来事を聞きつけた地元の人々や観光客が少しずつ集まり、写真を撮っている光景が見られます。この歴史的な建物は、世界中で注目され、広い関心が寄せられています。

風車の羽根がない建物と「MOU」が無い看板。

日中のムーランルージュ交差点(4月26日)

ムーランルージュ前の交差点。信号が消えているため、車の間を横断する歩行者(1)

ムーランルージュから徒歩1分もかからない場所にバス停とメトロ駅があります。この交差点では日中、信号機が点灯しないため交通量が多いですが、人々は自分のタイミングで自動車の間を渡っていきます。小さな広場もあり、そこから「風車の羽根がないムーランルージュ」と一緒に記念撮影をする人がたくさんいました。グループで記念撮影する人、パートナーと一緒に記念撮影する人、自分でスマホをかざして記念撮影する人など、それぞれが記念撮影を楽しんでいます。よくあることですが、私も撮影者として記念撮影を手伝ったりします。一人で来ている人にも撮影を手伝い、モデルのように何パターンもカッコイイポーズを決める人もいました。ムーランルージュは記念撮影を楽しみたくなるような魅力的な観光スポットです。

ムーランルージュ前の交差点。信号が消えているため、車の間を横断する歩行者(2)

パリでは、信号が機能していないために、歩行者が車の渋滞を待ちきれずに道を渡ることがよくあります。また、近隣のバス停で、30番と54番のバスの到着予定時刻が表示されていない場合があります。このようなことはパリでは一般的なため、移動計画を立てる際には余裕を持つことをお勧めします。

※詳細情報

“MOU”修復後の夜の写真(4月26日)

ムーランルージュに再訪した際、夜になって昼間修復していた「MOU」の部分がすでに完成していたことに気が付きました。迅速な対応がなされたようです。これにより「MOULIN ROUGE」の看板は完全に修復されました。また、横断歩道の近くに自転車専用道路があるため、少し注意が必要です。周りを見ながら歩く際は、特に気をつけることをお勧めします。

ムーランルージュ横断歩道前に、自転車専用道路があるため、気を付けないと危ない。

パリの他の観光地での安全対策についても同様に注意が必要です。詳しくは、エッフェル塔周辺での撮影時の注意点を含む以下の記事をご覧ください。

エッフェル塔周辺の観光ガイド:訪問者必見の安全対策と注意点

夜のムーランルージュの交差点(4月26日)

夜のムーランルージュの交差点は、この時期のパリが20時になってもまだ明るいこともあり、昼間とは異なる様子を見せています。信号がしっかりと点滅していることに気づくと同時に、周辺のお店もネオンで静かに照らされ、独自の雰囲気を醸し出しています。21時半頃には交通量が減少し、歩行者の数も少なくなる傾向にありますが、ムーランルージュでの記念撮影は依然として活発で、観光客がグループで写真を撮ったり、自分のスマホで撮影したりする姿が時折見られます。ここで写真撮影を頼まれることも少なくありません。これは典型的な観光スポットでよくある光景です。夜のムーランルージュの交差点は比較的人が多いようです。

夜でも観光客が記念撮影。

風車の羽根、完成までもう少し

“MOULIN ROUGE”の文字は4月26日に完成しましたが、大きな風車の羽根はまだ設置されていませんでした。週末になると、さらに多くの観光客が訪れ、ムーランルージュでの記念撮影会が活発になると思います。135年の歴史を持つこの世界的に有名な観光スポットは、パリの豊かな文化的遺産の一部として今も多くの訪問者を魅了しています。

復活した時の記事はこちら
ムーランルージュの風車の羽根が復活:カンカンでお祝い!

アクセス

パリ18区の中心部にあるBlanche駅からすぐです。

  • 住所:82 Bd de Clichy, 75018 Paris
    • メトロ: 2号線「Blanche」駅、出口すぐ。
    • バス: 「Blanche」停留所、路線30、54、N02(深夜バス)。

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