パリの梅雨は天気予報が外れる
10月下旬になると、パリは梅雨シーズンになります。
それと同じころ、学校がお休みになります。とても助かります。
パリで天気予報を見ると、私のスマホのアプリの精度が悪いのか、予測がしょっちゅう外れます。
週間天気予報を見るのですが、気温の変化も様々で、日本の様に緩やかではありません。
急に寒くなったり、急に暖かくなったりします。雲の流れもとても速いです。
晴れの日でも雨が降ります。そして、雨の日でも雨がザっと、一瞬だけ降る時もあります。
まったく天気が読めないという印象でした。
子供と買い物
梅雨シーズンでも子供と一緒に買い物をすることがありますが、小さい子供と買い物すると、少し歩いただけで歩くのを辞めてしまって、時には抱っこしなくてはいけません。
その時に買い物袋と傘を持ち、さらに抱っことなると、相当きつい状況になります。
片手で傘を持ち、片手で子供を持ち、両手を結んで買い物袋を持つ。
という状況に陥ります。
こうなると、20キロを超える荷物を持って運ぶ状況になり、とても疲れます。
心の優しいカフェ店員さん
その日は、家を出発する時は雨が降っていなかったのですが、買い物をしてスーパーを出ると、急に雨が降ってきました。
当然、片手で傘を持ち、片手で子供を持ち、両手を結んで買い物袋を持つ。という状況になります。
かなりつらい状況ですが、急いで自宅に向かって歩いていました。
帰り道の途中のカフェの店員さんが外に出て雨除けの準備を始めています。
夕立があると、外でカフェをするのも困難だからです。
「ちょっと待って! (wait a minute OK?)」
と言って、手で歩くのを制止して、少し待つように促されます。
私達を止めて、歩道に伸びているカフェの屋根に雨宿りをさせてくれました。
なんて、優しい店員さんなんだ。と思って、子供を一旦降ろして、買い物袋の位置を手直ししていると
店員さん:「まだ、もう少し、ちょっと待って! もうちょっと、すぐ、すぐ終わるから」
と言って、慌てて店内に入っていきました。カウンターの方に向かって店員さんと話をしています。何かを探しているようでした。
私達は(カフェする時間無いんだよな。どうしよう。)と思いながら、待ち時間に子供と話していると
店員さんがお店から小さなビニール袋を持ってきてくれました。
そしてそれを子供の頭に乗せてくれました!ちょうど両耳の位置がビニール袋の持ち手にかかるようにしてくれたのです。ちょっと大きめですが、雨除けの帽子を作ってくれました。
なんという気配りなのでしょう!ただ通り道ですれ違っただけなのに、とても親切な店員さんでした!
「Merci!(ありがとう)」と笑顔で伝えて、無事に自宅に帰ることが出来ました。
フランスの人は本当に優しい人が多い。
フランスの人は、相手が外国人でも普通に話しかけてくれますし、困ったらすぐに駆けつけてくれます。
日本と違うことが多々あります。
日本国内でも外国人からすると、【日本人は優しい】という評判を聞きますが、日本人から話しかけてくれることは少ないのではないでしょうか。話しかけられたら優しく答えてくれるのが日本人だと思います。
フランスだと、フランス人から積極的に、困った人に接してくれるイメージです。
エピソードはたくさんあります。やっぱり本当に助けあう社会なんだな。と感じました。