パリでは、バスに乗る際には、手持ちのチケットを入口近くの機器でスキャンまたは打刻することが義務付けられています。しかし、すべての乗客がこのルールを遵守しているわけではなく、中には検札を避けて無賃乗車を試みる者もいます。この記事では、パリの公共交通で行われる検札の現場と、不正乗車が発覚した際に課される罰金の詳細について紹介します。
パリのバスの検札:主要観光スポット周辺
主要観光スポット周辺では、検札が特に頻繁に行われています。特に、エッフェル塔、凱旋門、ルーブル美術館などの人気観光地の前後2駅では、検査官の出現率が高くなっています。
例えば、エッフェル塔近くで、ある男性がたった2駅の区間を無賃で乗車し、その結果、50ユーロの罰金を科される光景を目撃しました。このように検札員が多い場所でも、不正乗車を試みる人は後を絶ちません。
参考リンク
- パリのシンボル・エッフェル塔周辺を歩くときはこちらもご覧ください。

パリのバスの検札員:声掛け
「パリのバスの検札」では、検札官が通常、黒い服を着て腕章を付けて活動していますが、中には私服で勤務する検札官もいます。彼らも同様に腕章を付け、手持ちの機器を使ってチケットをチェックします。
乗車した検札官が「Bonjour, puis-je vérifier votre billet, s’il vous plaît ?」(ボンジュール、ピュイジュ ヴェリフィエ ヴォートル ビエ、スィル ヴプレ?)と声をかけると、乗客のチケット確認が始まります。車内には複数の検札官が待機しており、一斉に検札が行われることがあります。
検札官は通常、バス停から乗車し、任意のタイミングでチェックを開始しますが、初めからバス内に待機していることもあります。
このような声が聞こえたら、手持ちのチケットをすぐに検札官に見せるようにしましょう。
パリのバスの検札:3区間で二度も?
エッフェル塔のバス停から乗車した際、わずか3区間の間に2度のチケットチェックが行われました。検札官は私服を着用していて、外見だけでは見分けることが難しいため、驚くことがあるかもしれません。
検札員がバス車内にいる時、出口扉から乗り込んでチケットを通さない乗客を見つけました。すると、その場で罰金が科されました。
このように、パリでは不正乗車を防ぐために、かなり厳格な措置が講じられています。
パリのバス:検札員からの罰金
パリのバスでは、不正乗車が確認されると、違反切符がその場で発行されます。罰金はクレジットカードやスマートフォンアプリを使って即座に決済可能です。
検札官は特別な機器を持っており、クレジットカードをかざすか、スマートフォンを近づけることで支払いが完了します。
一般的な言い訳としては「チケットが無くなった」というものがありますが、実際にはバッグや床を探す様子もなく、故意に不正乗車していると考えられるケースが多いです。
先日、エッフェル塔の近くで見た例では、4人の不正乗車者がそれぞれ異なるグループで、国籍も様々でしたが、それぞれに50ユーロの罰金が課されました。これらの事例から、多くの乗客が個々に不正行為を行っている状況が伺えます。
降車側のドア近くには券を通す機械がない
パリのバスは基本的に前方のドアから乗車します。そのため、降車側の後ろのドア付近には乗車券を通す機械が設置されていません。
ある日、エッフェル塔近くを走るバスに乗っていたとき、バス停で検札員が4人乗り込んできました。彼らは車内を回りながら乗客の乗車券をチェックし始め、降車側にいた男女2人の乗車券が刻印されていないことを発見しました。検札員は乗客に状況を確認した後、その場で罰金のレシートを渡していました。
フランスでは、チケットを持っているだけでは不十分で、必ず機械に通して刻印を受ける必要があります。 その乗客は、「降車側のドア付近に機械がないから通せなかった」と言い訳をしていましたが、この言葉は検札員には通用しません。検札員も慣れた様子で「バスの前方に機械があるのだから、きちんと通さなければならない」と説明し、最終的に男女二人組の乗客に罰金を科していました。
罰金を科される乗客の多くは、ルールを知りつつ意図的に券を通していないと考えられます。検札員は基本的に冷静に対応しますが、最終的には違反切符を渡されることになります。
パリには「連節バス」と呼ばれる長いバスもあり、これに限っては降車側のドア付近でもタッチ決済や乗車券の刻印が可能です。 しかし、通常のバスでは前方の機械で必ず刻印する必要があるので注意しましょう。
パリのバス:乗車券の違い
ICカード
バスのタッチ決済端末が壊れている時、特に厳しいチケット検査が行われることがあります。バスの運転手がチケットの確認に手間取る場面も見受けられました。
バスの機械が壊れている場合などは、検札員がより厳格に入場をチェックすることもあります。
正規のチケットを持っていても、機器の不具合や混乱から思わぬ罰金を受ける可能性があり、注意する必要があります。
紙のカード
紙のカードはタッチ決済には対応していないため、乗車時には刻印する必要があります。旅行者の中には、紙の券をタッチ決済できると誤解して乗車するケースも見られます。
このような誤解を避けるためには、チケットの種類を正しく理解し、適切な方法で使用することが重要です。
バスにノックして乗車した時は?
パリのバスでは、たまに運転手が発車後でも乗客のノックに応じてドアを開けることがあります。ある時、バスが発車した直後に赤信号で停止したため、私は急いでバスに追いつき、ノックして乗車しました。タッチ端末での決済も無事に行い、問題なく乗車することができました。
乗り込んだ直後に、バス車内の検札官が乗客のチェックを始めました。恐らく、私が乗車してタッチ決済する音を聞いていたため、私のチケットは確認されませんでしたが、その前に乗車していた他の乗客には、チケットを通さない事で罰金が課されました。
バスにノックしてドアを開けてもらい乗車する行為は、特に違法ではなく、この時も何の注意も受けませんでした。
参考リンク
- パリのバスに乗る際はこちらの情報をご覧ください。

結論
パリのバスシステムでは、機器の不具合や誤解から生じる問題を避けるためにも、乗車前にはチケットの種類と有効期限を確認し、使用方法をしっかりと確認することが重要です。「バスのチケット」と「メトロ・電車」のチケットは種類が違う為、特に注意してください。
検札員が頻繁に巡回しているのは、不正乗車が多いためです。バスやメトロでは、意図的に乗車券を通さない人だけでなく、観光客がルールを知らずに乗ってしまうケースもあります。しかし、検札員による取り締まりは厳しく、発覚すればその場で罰金を科されます。
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参考リンク
- 罰金に関する詳細をご覧になる場合はこちらをご覧ください。
- パリの交通機関の検札を知りたい方はこちらもご覧ください。

- メトロ線や電車をご利用の場合こちらもご覧ください。

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