お金が必要
2023年8月、妻の実家の荷物と、私の友人からの荷物がちょうど同じ日に届いたことがありました。
荷物を受け取る日に電話がかかってきて「今、すぐ近くにいるけどすぐ出てこられる?」と聞かれました。
私は「家にいるから今から行くよ。待ってて。」と伝えます。エントランスで配達のお兄さんに会うと、荷物を二つ持っていて、「25ユーロ払って欲しいです。」と言われてしまいました。
本当に、こんなことあるんでしょうか。
本当なのか?
まさかの着払い?と思いました。本当にこれは正規の請求なのかも不明です。注意深く翻訳アプリで配達のお兄さんに確認することにしました。
すると、配達用のハンディの画面にしっかりと料金の表示があります。
フランスは現金を持たない社会なので、日常ほとんどカード払いです。財布にはお金が少ししかありません。
しかし「現金でないとダメだ。」と言われてしまいました。
ここで「払えない。」と答えれば、日本からの荷物はもう受け取れないことになります。
「受け取る?」と質問してくるので「Oui」というしかありません。
「じゃあ、ここにサインして」というのでサインをしました。
サインを確認すると、お兄さんは持ってきた荷物を玄関のドア前まで届けてくれました。
そして料金を払うことになります。
私は財布に細かいお金がありません。財布に入っていた20ユーロ札と10ユーロ札を渡します。
すると、「今、おつりが無いんだ。」とお兄さんは言ってきました。
どうしようか考えていると、「お釣りがあるか一旦車に引き返して確認をしに行ってくる。」と言って車に戻り、しばらくしてまた戻ってきました。
「やっぱり無いんだ。」…それでは困ります。
若干、怪しい気がしたので、「20ユーロ渡すから、あなたはまた戻ってきて欲しい。お釣りを持ってきたら残りを渡すよ」と伝えたのですが
「すぐ来るよ。30分で戻ってくる。とりあえず現金を今欲しい。忙しくて無理だったら仕事終わったら戻ってくる。5ユーロだけでいい?」
と先に30ユーロを受け取りたい旨を伝えてきました。「5ユーロだけでいい?」っていうのはどういうニュアンスだったのか、手間賃で私がもっと請求出来たのかわかりません。
電話の着信番号も残ってるし、何かあったら掛け直そう。そう思い、先に30ユーロを渡して待つことにしました。
…その後、1時間経っても夜遅くになっても電話は一切鳴りませんでした。そして数日後掛け直しましたが解約されているのか、電話は繋がりませんでした。
受け取った時にサインをしてしまったので、料金をしっかり支払った事と同じになってしまいした。うーん、外国って怖いですね。
なぜそうなるのか。
二つの荷物のうちの、一つだけ指して「25ユーロ」と言われたのが気になったので妻に確認しました。
すると妻が実家に確認してくれました。でも妻の実家では「郵送する時にしっかりとお金は払った」というのです。
私の友人にも確認をしました。友人も「郵送する時にお金を払ったよ」と答えてくれました。両方の話を慎重に確認すると、どうやら妻の実家の方は2万円くらい送料を支払ったと言うのですが、内容物を記入する際に金額を多く書いてしまったようなのです。
おそらく税金がかかってしまったらしいです。
受け取る時に中身の総額の税金や手数料を払う仕組みのようです。
まとめ
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