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玄関前で荷物を受け取る時は、相手をよく確認しておくことが大事。

ドアを開けるか開けないか、とても迷います。
目次

玄関で受け取る時

 パリに引っ越しして、玄関で配達の人と応対をする経験をしました。

 今回思ったことを最初にまとめてみます。

・呼び鈴を鳴らされたらすぐに出ない。
・ドアスコープを使って相手を確認する。
・なるべく荷物がいつ届くか事前に把握しておく。
・身分証をすぐに出せるように用意しておく。

このようなことをしておくと良いと感じました。

玄関前に見知らぬ黒人

チャイムが鳴る。

 パリに引っ越しして間もないある日の出来事です。

 部屋でまったり過ごしていると玄関でチャイムが鳴りました。

 まだ引っ越ししたばかりでお客さんが来る予定もありません。

 大家さんやインターネット工事の人は、電話やメールで連絡を取るので急に部屋に訪問してくることもありません。

「たぶん、隣の部屋のチャイムだろう。」

 そう思って玄関のドアを開けずに時間を潰していました。

二回目のチャイムが鳴る。

 すると、もう一度チャイムが鳴りました。念のためにドアスコープで玄関の外を覗いてみます。

 すると、背の高い知らない黒人が立っていました。

 私には全く見覚えがありません。私はドアを開けないことにしました。

 すると今度は隣の部屋のチャイムを鳴らし始めました。「きっと物を売りに来たんだろう。」

 そう思っていると

 今度は隣の部屋のチャイムを鳴らしています。

 その部屋からは隣人が出てきました。

 すると、背の高い知らない黒人は隣人と一緒に私のドアの前に来て、またチャイムを鳴らしています。

 全く意味がわかりません。

隣の人も一緒に呼んでいる。

 さっきの黒人男性だけならとても心配でしたが、隣人がいるなら話は別です。

 もし何かあればきっと対応してくれるはずです。

 隣人が【知らないはずのうちの子の名前】を呼んでいます。

「どうしてだろう」と考えていると謎が解けました。

正体が判明

配達物

 正体は【通信添削物】でした。

 日本から通信教材を届けてもらうように出国前に手続きをしていました。

 すっかり忘れていましたが、しっかりと日本から教材が届いたのでした。

 ドアを開けて、うちの子の名前と差出人の名前を確認し、これは私達の配達物だと確信して

 「merci」と言って受け取ろうとした時です。

身分証の確認

 「パスポート見せてくれ」と黒人が言ってきました。

 配達物を受け取る時に、パスポートがいるの?と思いました。

 大事なパスポート見せていいのか迷いました。

 そして、「すぐに出てこないから探すのに時間がかかる」と言ったのですが、今度は

 「Eチケットを見せてくれ」と言ってきました。

 「パスポートよりはマシ。」と思い、スマホの画面を見せました。

 すると、ようやく納得してくれて配達物を受け取れたのでした。

隣人とも初顔合わせ

 日本と違って、簡単に受け取りが出来ないのがとても厄介でした。

 隣人にしたら、引っ越ししてきたばかりの知らない日本人が玄関から出てきて、不審だったのでしょう。

 初めて顔を合わせたので、誰なのかわからなかったと思います。

 顔を合わせることが出来たのは良かったかもしれません。

二度目の配達物

一回目と違う

 毎月届くタイプの通信教材ですが、こんなに面倒だと大変です。

 二度目もパスポートチェックやEチケットのチェックをするのかと思って身構えていましたが

 確認したのは最初の一回目だけでした。

 配達員も違う人です。

 二回目は玄関のドアを開けて、配達物の受取人の名前があっているか確認し

「あっている」と告げるとそのまま受け取ることが出来ました。

受け取り場所 

 家で必ず受け取れる保証はないので、勤務地を受け取り場所にしました。

 その方が会社の誰かが代わりに受け取ってくれるからです。

 これで家でジタバタせず安心です。

配達物に注意

受け取れない場合

 今回は大手の配達会社が配達をしてくれたのですが、その場で受け取れないと配送元の国に戻してしまう配達業者があるようです。

 当日受取人に電話が行くそうなのですが、もちろんすぐに電話に出られないこともあります。

 着信履歴の番号に「今受け取れないから明日にして欲しい。」という電話を夕方にすると

「ごめん、もう送り返しちゃったよ」という返事が来るらしいのです。

 なんと本国に配送してしまうのです。日本では信じられないことですが、フランスだとごく普通にあるようです。

 大事な配達物や、時間のかかる配達物だと悲劇です。

 そうならないように、なるべく配達物がいつ届くのか、予め日程を確認しておくことをお勧めします。

 是非参考になさってください。

追記:2023年、10月31日

安全とは限らない

 玄関でまた知らない黒人の人が呼び鈴を鳴らすので、扉を開けました。

 すると、チラシを持ってきて、何か宣伝をしていたようです。私は言葉がわからなかったので、「言葉がわからない。」と伝えて扉をしめました。

 背の高い黒人は残念な顔をしていました。一瞬、相手の目の奥が少し怒っているような気がしたのですが、こういうパターンは危ないな。と思いました。

 もし相手の態度が変わったらどうなるか保証がないからです。

 その2分後に妻と子供が帰宅しましたが、何かあった時は、きっと助けを呼んでいたかもしれません。

注意喚起メール

 日本国政府からもメールで、訪問を装った強盗が頻発しているというメールが届いたりします。

 比較的に治安が良いと言われている区域でも、黒人が数人が入ってくる、金品を盗んでいく、など事件が発生している様です。

 今回は手紙か、もしくは宅配便だと思っていたのですが、全く違う相手でした。

 運が良かっただけかもしれません。

 不用意に扉を開けないことが安全だと感じました。

関連:日本から荷物を送ってもらったら受け取る時にお金がかかった。
関連:子供を置いて外出。たったの15分で隣人に通報されて困った。

 

 

 

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