パリのメトロ6号線は近代化工事の影響でたびたび運休します。2025年1月から2月、特に2月のバカンス期間中には 一部区間の運休や全線運休が発生しました。観光客にも人気の高架区間を走るため、運休すると 移動に大きな影響が出ます。そこで、今回は代替手段として運行されるバス「BUSM6」に実際に乗ってみました。本記事では、そのルートや所要時間、乗り心地などを詳しく紹介します。
メトロ6号線の運休時に役立つ代替輸送
メトロ6号線の一部の駅には、近くに「BUSM6」というバス停が設置されています。
このバスは代替輸送として運行されており、メトロ6号線が運休した際に、メトロの代わりに移動できる手段となります。
例えば、BUSM6を利用すると、Charles de Gaulle – Étoile(シャルル・ド・ゴール=エトワール)からLa Motte-Picquet – Grenelle(ラ・モット=ピケ=グルネル)まで移動できます。
また、Nation(ナシオン)まで行く場合は、La Motte-Picquet – Grenelle(ラ・モット=ピケ=グルネル)から他のメトロ線に乗り換えるか、バスを組み合わせて移動する必要があります。 Charles de Gaulle – Étoile(シャルル・ド・ゴール=エトワール)からも、RERやメトロを利用してアクセス可能です。
代替バス「BUSM6」の経路
- Charles de Gaulle – Étoile
- Kléber
- Boissière
- Trocadéro
- Passy
- Bir-Hakeim
- Dupleix
- La Motte – Picquet Grenelle
BUSM6はメトロ各駅の近くにあるバス停に停車します。多くの駅では「BUSM6」の標識が設置されていますが、標識がない場合もあります。その場合は、駅員が近くにいることが多いので、不明点があれば確認できます。
実際に乗ってみた!コースレポート
- Charles de Gaulle – Étoile
- Kléber
- Boissière
- Trocadéro
- Passy
- Tour Eiffel
- Bir-Hakeim
- Dupleix
- La Motte – Picquet Grenelle
Passyからは直接Bir-Hakeim橋を渡れないため、バスはイエナ橋を経由してBir-Hakeim駅へ向かいます。 その途中、Tour Eiffel(エッフェル塔)の前を通るため、乗客が乗車の意思を示せば、バスは停車して乗せていました。
パリのバスは、信号待ちや渋滞などの状況によりますが、乗車の意思を示していれば停車してくれることがあります。

参考リンク



BUSM6の体験まとめ
- メトロ線が運休している場合は、代替バスを利用する。
- 複数路線が接続されている駅を活用し、他の路線と組み合わせて目的地へ向かうこともできる。
2025年から、バスの運賃は「バス+トラム」で使える乗車券に変更され、メトロやRERなどの鉄道は別の乗車券となりました。そのため、6号線が運休した場合、新たにバスの乗車券を買う必要があるのか疑問に思いましたが、私が確認した限りでは、臨時バスでは運賃がかからないようでした。
実際、私が乗車した際に乗車券リーダーが作動していないことがあり、その時は運転手が「無料だよ」と教えてくれました。 しかし、別の日に乗車した際は、乗車券リーダーが作動しており、通常通り乗車しました。ただ、その後乗ってきた乗客の中には、乗車券をリーダーに通さずにそのまま乗車する人もいました。
このことから、メトロ線の運休時に運行される臨時バスは、無料である可能性が高いと考えられます。
また、バス30番やバス22番は、メトロ6号線と共通する区間があるため、シャルル・ド・ゴール=エトワールから移動する際の代替手段として利用できます。これらのバスも、運休時には無料で乗れる可能性があるため、事前に確認しておくとよいでしょう。
なお、BUSM6がバス停に停車している際、無料バスであるにも関わらずチケットを刻印してしまうと、不要な運賃を支払うことになります。乗車前に無料かどうかを確認することをおすすめします。
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