パリのバスでは、時々目を引く不思議な光景に出会います。中でも特に気になるのが、バス番号の背景が斜め三角形で表示される現象です。長い間、これを単なる電源の接触不良だと思っていましたが、何度も目にするうちに、実は別の理由があることに気付きました。今回は、この謎のデザインについて、具体的な事例や参考イラストを交えて詳しくご紹介します。
パリのバスでたまに見かける珍しい表示
このイラストは実際のバスの色やデザインとは異なり、説明を目的としています。実際のバスの色やデザインについては異なりますので、ご注意ください。
パリのバスの番号表示には、時々不思議な現象が見られます。特に目を引くのが、斜め三角形の背景色を持つ表示です。
ここでは、バス番号30や84の三角形背景色を持つ車両を具体例として解説していきます。
私の観察によると、これら特殊な表示を持つバスは、通常と異なる終点に向かっていました。
バスの行き先に注目
30番バスのケース
- 始発:Hôpital Européen G. Pompidou
- 通常の目的地:「Pigalle」
- 斜め三角の表示がある場合の目的地:「Villiers」
84番バスのケース
- 始発:Pantheon
- 通常の目的地:「Alsace」
- 斜め三角の表示がある場合の目的地:「Assemblée Nationale」
さらに、バスの車両の横には「Assemblée Nationale Service Partiel」という表示も確認されました。「Service Partiel」はフランス語で「部分運行」を意味し、バスが通常のルートや終点まで運行していないことを示しています。
このように、背景色が斜め三角形のバスは、何らかの理由で通常のルートや終点が変更されていることがわかります。斜め三角形の背景色と共に、「Service Partiel」という表示も使われ、部分運行が明確に示されています。
斜め三角の背景色のバス:対応策
バス停でバスを待っているときは、番号だけでなく背景色にも注意を払うことが重要です。斜め三角形の背景色を持つバスが到着した場合、通常の終点ではなく、別の目的地に向かっている可能性があります。そのため、バスが近づいてくる際には、停留所の案内表示を再確認することをお勧めします。
もしそのバスが途中で運行を終了するルートであれば、乗車を保留し、次に来るバスを待つという選択肢もあります。実際、次に来るバスが本来の終着点まで行く場合が多いです。さらに、バス車両の横に表示されている行き先も合わせて確認すると、より確実です。
参考記事
- パリのバスについての記事はこちらからどうぞ!
最新情報はこちらからどうぞ!【パリ暮らしあれこれ邁進】