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2023年8月と9月のパリの気温:記録的な夏の気候を振り返る

8月の最高気温は27℃を越える日はほとんどありませんでした。

2023年の夏は、世界的に記録的な猛暑となり、観測史上最も暑い季節であったというデータが出ました。イタリアやスペインなど、地中海地域では43℃を超える極端な暑さを記録する日が多く、熱波に関するニュースが頻繁に報じられました。この記事では、これに続き、フランス、特にパリの気候変動について紹介します。

目次

8月5日のパリ:夏日に寒さも訪れる予期せぬ気温変動

 以下の表は、2023年8月5日にパリで記録された時間別の気温を示しています。この日は、通常の夏の気温よりもずっと低く、一部の時間帯では15度を下回るなど、予期せぬ寒さがありました。

8月に最高気温が20度下回ったのは、正直驚きました。

2023年8月は比較的涼しく、気温が27度を超える日はほとんどなく、最高気温はおおむね25度程度でした。

2023年9月上旬のパリ:記録的な猛暑とその生活への影響

 2023年9月8日のパリは最高気温が36度になりました。そしてその日の最低気温が20度でした。今年一番暑い日だったはずです。この時ばかりは「このまま9月は暑くなるのかな」と心配していました。

エアコン無し

パリでは多くの家庭がエアコンを持っていません。これは、通常の夏が涼しく乾燥しているため、エアコンが不要だと考えられているからです。しかし、記録的な猛暑が発生すると、多くの住民がエアコンなしで苦労することになります。 

※冬はセントラルヒーティングというものがあり暖房専用器具がついています。

パリと日本の気候の違い

パリの夏ですが、33度を超えるとやはり日向の場所は暑く感じました。でも風が心地いいんです。日本と比べて空気が乾燥していて、風が吹くと涼しくなって嬉しくなります。

パリの夏は夕方17時くらいが一番気温が高くなりました。日本ならばお昼過ぎが一番暑いはずです。パリに来た7月は22時過ぎまで昼の様に明るくて子供たちを寝かせるのに苦労しました。

サングラスの使用が多い

パリでは、多くの人々が強い日差しを避けるためにサングラスを着用しています。特に暑い日には、観察された歩行者の約80%がサングラスを使用していることが確認できました。サングラスは、眩しさを軽減し、目を保護するのに役立つため、非常に便利です。

ミストがあちこちにある

暑い日が続く中、パリ市は市民が涼むために市内の公共スペースにミスト発生装置を設置しています。これらの装置は、特に暑い日には人々にとって重要な涼み場となっています。

さて、2023年9月上旬の記録です。


最高気温最低気温
9月7日(木)34度20度
9月8日(金)36度20度
9月9日(土)35度21度
9月10日(日)34度20度
9月11日(月)31度19度

※このような状態でした。

 2023年のパリでは、9月に入ると初めて30度を超える日が現れ、その後9月10日までの間、気温はほぼ33度前後で推移しました。このため、8月に比べて9月の方がはるかに暑かったのです。

2023年パリの9月中旬:予想外の涼しさとその影響

2023年のパリの9月12日は最高気温22度。最低気温16度まで下がりました。

最高気温最低気温
9月12日(火)2216
9月13日(水)2417
9月14日(木)2516
9月15日(金)2817
9月16日(土)2920
9月17日(日)2918
9月18日(月)2115
9月19日(火)2115
9月20日(水)2216
9月21日(木)2417

2023年のパリ、9月中旬の気温が意外にもぐっと下がりました。最高気温は20度台半ばまで落ち着き「ようやく気温が下がった」と涼しさを実感した記憶があります。夏の終わりにこの涼しいブレイクが来たことで、外での時間をもっと楽しむことができました。公園やカフェのテラスで、人々がリラックスして過ごす姿が目立ちました。とても快適な気候で街は生き生きとし、新鮮な空気が心地よかったです。

2023年9月下旬のパリ:予想外の寒波とその驚き

9月中旬まではパリは過ごしやすい気温が続いていましたが、突然の寒波が訪れ、気候が一変しました。特に2023年9月23日には、最高気温が18度まで下がり、朝晩はわずか9度という寒さになりました。この急な温度変化に、街の人々は驚いたことと思います。

これほどの気温の変化は、着るものにも悩む原因になります。「今日は何を着て出かけよう?」と毎朝考えるようになりました。そして、寒さにもかかわらず半袖を着て歩いている人々を見ると、思わず笑みがこぼれてしまいます。

参考リンク

2024年9月パリの低温:11日から14日の最低気温7度に驚愕!

パリの9月:夜間は冬の装いが必要

2023年のパリでは、9月の夜が思いの外冷え込み、長袖と上着だけでは不十分で、完全に冬服が必要です。日本ではまだ暑いと言われていますが、ここパリはもう冬のような寒さです。

観光地を訪れる人々も、マスクを着用する様子はほとんど見られません。私が7月に到着してから、エッフェル塔やシャンゼリゼ通りでさえ、マスクをしている人を見かけることはありませんでした。

多くの観光客がいるにも関わらず、パリは既に9月下旬に冬の寒さを迎えており、これからの季節がどうなるか心配です。

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