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子供が泣いているとすぐに話しかけてくれるパリの人々を紹介します

心が晴れやかになる写真と一緒に
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メトロ通路

20代男性

子供と一緒に帰ると、たまに学校で嫌なことがあった日は、思い出して子供が泣いてしまうことがあります。

まだ年齢も低いので、しょうがないのですが、シクシク泣いて、しまいには「(つд⊂)エーン!」という感じで大声で泣いてしまうことがあります。※うちの子だけかもしれません。

その日は、私は小さな幼児を抱っこしていたので、小学生の子供は一人で歩いていました。

どんどん歩くのが遅くなって、泣いてしまいます。

すると、ファンキーな20代風な黒人の男性が小学生の子供の横を通って「ça va(サバ)?」(元気?)

と近くに来て話しかけてくれました。

まだ調子が戻らない小学生の子供はシクシク泣いたままです。

それを見て、またファンキーな黒人の男性は「ça va(サバ)?」とさらに気にかけてくれます。

男性は何度も「ça va(サバ)?」と機嫌を伺っていました。

いろいろと声を掛けられているみたいですが、よくわかりません。

小学生の子供からすれば、知らない人に声を掛けられているので、返事をしていいのかもわからない状況ですが、黒人のファンキーな男性は、何やら励ましてくれて、そのまま遠くに行ってしまいました。

「ça va(サバ)?」という言葉は子供を連れていると常日頃よく聞きます。

子供相手に、よく言われるのが「Bonjour!(こんにちは)」という言葉ですが、同等に常に使われます。

 「Ça va bien, (サバ ビアン)」(元気です)と答えるか

 「Je vais bien.(ジェ ヴァ ビアン)」(私は元気です)」と返事をすればオッケーです。

メトロ車内

40歳前後女性

メトロの車内でも子供は泣いてしまいます。

メトロは外の景色が見えないトンネルを進むことが多いので、幼児からすると退屈になりやすく、長い時間座っていることが耐えられない状況になります。

イヤイヤ期なので、床に寝そべったり、靴を脱いでしまったりすることもあります。

しかし、先日、目の前に座ってノートパソコンをしていた40代くらいの女性が車内で泣いている我が子に気付いて「ça va(サバ)?」と話しかけてくれました。

すぐ近くに来てくれて、ずっと子供の足をさすってあげながら、かがんで小さい声で話し続けてくれました。2駅くらいでしょうか。自分の作業を途中で辞めてまであやしてくれました。とても親切な女性がいて本当に驚きました。

パリに来てからは「merci!(メルシー!)」「merci beaucoup!(メルシーボークー!)」という言葉を言う機会がとても多いです。

メトロ車内

車内の人々

 幼児を連れてメトロに乗ると、「あっちの席が良いー!」「窓側が良いー!」「パパと座りたいー!」「電車乗るの嫌だー!」といろいろな事を言って泣いてしまったり、床に寝転んでしまったりすることもあります。

お客さんがいるので、座りたい席は最初から埋まっていることも多いです。しかし子供からすれば、そんなことは関係ありません。ただ、座りたい一心です。

そういう時は、泣き声で嫌な顔をする人が4割くらいいます。大きな声になってくると7割以上に膨れ上がります。※個人的な体感です。

こうなってくると、いったんホームに降りて仕切り直しをするか、バスに乗ったりします。

ここまでひどい状況にならなければいいのですが、車内でフランスの人は席を譲ってくれる人は多いです。

「次の駅で降りるから座りませんか?」と席を空けてくれたり、「どうぞ、座ってください。」と開けてくれたりする事がたくさんありました。

この前、幼児のわがままで、あちこちのお客さんが席を譲ってくれることがありました。

一人が席を譲ってくれたのですが、一人用の席だったので幼児が満足をせず、(「パパと座りたい」と)泣き叫んだままだったので、それを見た別のお客さんが4人席の一部を何人か譲ってくれました。

空きスペースなので、バラバラに点在してしまったのですが、いったん子供を座らせると、お客さんが席を移動してくれて、3人分の席を作ってくれました。

申し訳ない気分ですが、譲ってくれたお客さん達はニコニコして、「子供を連れて電車乗るのは大変だよね」的な感じで、とても親切でした。

全てが親切な人というわけではもちろんありませんが、基本的に助け合ったり支えあったりする社会が浸透している気がします。

とても良い国だな。という印象です。

バス車内

60代女性

 バスの中でも幼児がいるといろいろなことが起きます。

「窓側の席がいいー!」「後ろの席がいいー!」「長い椅子がいいー!(寝たい時)」などいろいろな要求をすることがあります。

もちろん、全ての要求が通るわけもありません。

この前は、運よく一人席を見つけることが出来たので、幼児を抱っこしたまま二人で座りました。

幼児が泣いたままだったので、向い席の60代風なマダムが、バックから絵本を取り出して絵本をめくって幼児をあやしてくれました。

動物の絵が描いてある本でしたが、「どれが好き?」と聞きながら子供と会話してくれました。

もちろんフランス語なのですが、フランス人は相手が日本人でも、関係なく普通に積極的に話しかけてくれることに、とても驚きました。日本でそこまでしてくれる人はおそらくいないのではないでしょうか。

「merci!(メルシー)」はこちらの国に来て、常に言っている気がします。

フランス人は相手が外国人だろうと、言葉がわからなくても、普通に接してくれます。とても心が温まります。

ショッピング

店員30代男性

ショッピングしている時に、子供と並んでいると、小さな子供が泣いてしまうことがあります。

カウンター前で幼児の我が子が泣いていると、30代の男性店員さんが「Bonjour!(こんにちは)」と話しかけてくれました。

そして「ça va(サバ)?」っと笑顔で子供に話しかけてくれます。

子供に慣れているのか、とても良い笑顔であやしてくれます。こっちまで笑ってしまいます。

幼児の子供はまだ人見知りで何も話せないので、パパの胸に顔をうずめて泣いたままでした。

すると、店員さんが小さなチョコレートのお菓子を子供にくれました。とても優しい店員さんです。

フランスの人は子供にとても慣れていて、そして優しいです。今回も日本人でも関係なく普通に話しかけてくれました。

もちろん、話しかけてくる言葉はフランス語です。短い言葉で話しかけてくれます。とても気さくです。

駅前

30歳前後女性

駅前でも子供が泣いてしまうことがあります。

駅の改札で出すためのナビゴー(定期券)を子供に渡したら、たった数分後に無くしたというのです。

私は、小さな幼児を抱っこしていて傘をさしているので、とても余裕がありません。

小学生の子供が「無い!さっきまであったのにー!」と泣いてしまいました。

結果的には荷物の中に紛れていてあったのですが、たまたま近くを通りがかった30歳前後の女性が「ça va(サバ)?」っとわざわざ話しかけてくれました。

駅前なので、通行人が多く、泣き声が目立ってしまっていたのですが、こういう気さくな人もいるんですね。

「ça va bien(サバ ビアン)」と笑顔で答えると、女性も安心して笑顔で去っていきました。

まとめ

治安が悪いと言われているフランスですが、親切な人もとても多いです。

アジア人でも全く関係なく普通に接してくれます。助け合う文化が定着している風に思います。フランスという国は、治安が話題になりますが、人柄はとても良い国だなと感じます。

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でも紹介していますが、困ったら老若男女すぐに駆けつけてくれます。助け合いの社会だなと感じます。

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