家の前には普段から誰かが立っている
パリに住んでいると、強盗や窃盗が日本よりもはるかに多いという事を聞きます。
実際に、空港からパリに来る間の高速道路で、後ろからバイクに乗った人が来て襲撃を受けた人もいます。
道を歩いていてすれ違いざまに服を汚された挙句、気が緩んだすきに財布を盗まれてしまった人の話も聞きます。
私はまだ具体的に大きな被害はありませんが(関連:以前5ユーロ持ち逃げされたことはあります)
今回は、これはどうなんだろう。と思ったことを載せておこうと思います。
一緒に入ってきた
今回は、午前中の朝の出来事です。
早朝、子供のお迎えをする為に朝8時に家を出ます。しかし、今回は子供の咳が酷く、痰を道に何度も吐いたりして、とても電車に乗れる状況では無かった為に、引き返して学校を欠席することにしました。
家に帰ると、黒人の背の高い人が道路前の自宅のドアの付近で立っていました。
携帯電話を見ながら、ドアのすぐ近くで立っています。
「なんか嫌だな。」
と思いながら、子供と一緒にドアを開けます。
やっぱり!
といった感じで子供の後ろから一緒についてきました。
我が家はアパルトマンで、二重ドアになっています。
一回目は一緒に入られましたが、二度目はもう一つのドアが待ち構えています。
ここでドアを開けたら、この人まで入ってくる。と思ったので、後ろを警戒しながら、子供と一緒にドアを開けます。電子キーなので、パスワードなどを知られる心配はありません。
しかしドアを開けると、またもや、その黒人は一緒に入ろうとしてきます。
「これじゃセキュリティの意味がない」
そう思い、ドアを開けた状態で「あなた、カギは?」
と尋ねます。すると、フランス語で何やら上を指さして真顔で話しかけてきます。
フランス語は全くわからないので、為す術がありません。
一応、正当な理由があるそうなので、ドアの後ろからついてくる外国人を一緒に通してあげました。
というより、一緒に着いてきました。
日本大使館や外務省からはメールなどに、いろいろと注意喚起が送られてきますが、こういう咄嗟の時は、どうしようか、対策はどうしたらいいのか、わかりませんね。
なんて言ったらいいのか
なんていう会話を想定したらいいのか
具体的な会話文でも例示してもらいたいです。
フランスの治安
日本よりもはるかに悪いです。
スリや強盗、窃盗、性犯罪など、場所にもよるのですが、どこでも安心は出来ない状況だそうです。
比較的に治安が良いとされている地域でも、訪問を装った強盗などの事件が起きているそうです。
安易に玄関ドアを開けないようにという通知も来ています。
注意喚起が来ているのですが、いざとなると、なかなか難しいですね。